Physical Property Measurement
物性測定
高温粘度測定
本粘度測定は、log(eta)[dPas] = 2〜11.5の粘度範囲内で測定されます。また、粘度計算に最適な回帰方程式を得る為に2つの方法を組み合わせて行われます。
低粘度域 log(eta)[dPas] = 2〜6 → 回転式粘度計 | |
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測定可能温度域 | 850〜1500°C |
高粘度域 log(eta)[dPas] = 8〜11.5 → 熱機械分析 | |
測定可能温度域 | 600–750°C |
上記2つの方法を組み合わせることで正確な回帰方程式が提供され600°C〜1500°Cまでの温度域内で信頼できる粘度値が得られます。
本測定の実測域は非常に広い為、ガラスの徐冷点と歪点である約log(eta)[dPas] = 13〜14.5までの推定粘度値を高精度に求めることが可能です。
また、1500°Cを超える高温粘度値も精度高く推定可能となります。
サンプル量 | ガラスカレット300~500g前後 |
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納期 | 弊社にサンプル到着後3週間以内 |
ご注文から納品までの流れ
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先ずはメールまたはお電話でお問い合わせください。お見積もりをさせていただきます。その際、可能な範囲で構いませんのでガラスサンプルの組成情報をご提供ください。溶融時のガス発生や測定機へのダメージ等を確認する為必要となります。
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弊社までガラスサンプルをお送りください。弊社より実際に測定を行うチェコGlass Service社へ転送いたします。
お急ぎの場合はGlass Service社へ直送していただくことも可能です。その場合は宛先をご連絡いたします。
※サンプル量は400g前後となっております。またカレットサイズについて低粘度域での測定時に30×5×5mm以上のガラス片が必要な為、カレットが全てそのサイズ以下であった場合は再溶解費用が別途必要となります。 -
測定完了後、先ずは速報としてGS社より依頼主様へ技術レポートがPDFファイル形式で送信されます。内容にご不明点などあった場合はGS社または弊社までご連絡ください。その後、技術レポートを印刷したものをご請求書類と共に郵送いたします。
Viscosity point | Viscosity logarithm log(77/dPa.s) | Temperature [°C] |
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Viscosity point | 2 | 1455.3 |
Fusion Gob point | 3 | 1207.9 |
Liquidus temperature | 3.7 | 1084.8 |
Working point | 4 | 1040.6 |
Sink point | 4.22 | 1010.8 |
Flow point | 5 | 919.8 |
Softening point | 7.55 | 718.5 |
Annealing point | 13 | 526.1 |
Tg Transition | 13.4 | 517.1 |
Strain point | 14.5 | 494.3 |
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電気伝導率測定
本測定はAutomatic RLC bridge BM595 (Tesla Brno)により、周波数20kHzで50mVACを使用して測定されます。電極にはPt-Rh製の円形(φ5mm)のものが使用され、電極間の距離は15mmとなります。
導電率セル定数は、室温で1mol/dm3の濃度のKCl水溶液を使用して校正することにより得られます。
実験データの回帰分析がアレニウスの式の形で提供されます。
測定温度域 | 最大1550℃ |
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温度間隔 | 40-50℃毎 |
サンプル量 | 最大1550℃ |
温度間隔 | ガラスカレット200g程度 |
納期 | 弊社にサンプル到着後3週間程度 |
ご注文から納品までの流れ
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先ずはメールまたはお電話でお問い合わせください。お見積もりをさせていただきます。その際、可能な範囲で構いませんのでガラスサンプルの組成や保持により結晶化の危険のある温度(液相温度)についてお知らせください。溶融時のガス発生予測や精度の担保等に必要となります。
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弊社までガラスサンプルをお送りください。弊社より実際に測定を行うチェコGlassService社へ転送いたします。お急ぎの場合はGlassService社へ直送していただくことも可能です。その場合は宛先をご連絡いたします。
※サンプルは綺麗な状態のカレットで200g程度必要となっております。 -
測定完了後、先ずは速報としてGS社より依頼主様へ技術レポートがPDFファイル形式で送信されます。内容にご不明点などあった場合はGS社または弊社までご連絡ください。その後、技術レポートを印刷したものをご請求書類と共に郵送いたします。
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密度測定
本測定は、アルキメデスの原理を用いた測定方法となります。白金は室温および溶融状態で計量します。
測定温度域 | 950 - 1550℃ |
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サンプル量 | ガラスカレット300~500g程度 |
納期 | 弊社にサンプル到着後3週間以内 |
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熱伝導率測定
右図の様な専用の試験炉を使用し測定を行います。
・SiC熱源
・底面を除く高断熱性能
・熱伝導率が明らかな耐火物を底面に使用
・温度計を鉛直方向に移動させ温度分布を測定
・底面の温度を外側から測定
サンプル量 | ガラスカレット50~60kg程度 |
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納期 | 弊社にサンプル到着後5週間程度 |
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Redox測定
電気化学的手法によるガラス溶融物のレドックスの標準測定
- 測定にはGlass Service社製の「Rapidox II」が使用されます。
- 測定された溶融物をできる限り早く加熱・溶融し、安定化させます。単純な温度パターンに従っていくつかの試料を比較するため、
1300℃の温度で適切な酸化還元値を得ます。 - 再現性を示すために、測定ごとに2つのセンサーが使用されます。
- 酸化還元状態は酸素分圧の対数として評価されます。溶融物中に存在する酸素含有量は、酸素溶解度データを用いて酸化還元計算で使用される
質量関連単位に再計算することができます。 - 1回の酸化還元測定には、約2kgのクリーン生産用カレットまたはガラス製品が必要です。
ご注文から納品までの流れ
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先ずはメールまたはお電話でお問い合わせください。お見積もりをさせていただきます。その際、可能な範囲で構いませんのでガラスサンプルの組成情報をご提供ください。溶融時のガス発生や測定機へのダメージ等を確認する為必要となります。
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弊社までガラスサンプルをお送りください。弊社より実際に測定を行うチェコGlass Service社へ転送いたします。
お急ぎの場合はGlass Service社へ直送していただくことも可能です。その場合は宛先をご連絡いたします。
※サンプル量は400g前後となっております。またカレットサイズについて低粘度域での測定時に30×5×5mm以上のガラス片が必要な為、カレットが全てそのサイズ以下であった場合は再溶解費用が別途必要となります。 -
測定完了後、先ずは速報としてGS社より依頼主様へ技術レポートがPDFファイル形式で送信されます。内容にご不明点などあった場合はGS社または弊社までご連絡ください。その後、技術レポートを印刷したものをご請求書類と共に郵送いたします。
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