エプシロンの概要
ガラスを製造するためのエネルギーコストは産業の中でも特に高く、更に過去10 - 15年間でほとんどの国でエネルギーコストが年々上昇しています。 それと並行してCO2、SOx、NOx排出量も年々制限が厳しくなってきています。
そういった背景からドイツP-D Refractoriesではガラス窯天井(クラウン)からの放射率を大幅に改善した独自の製品を開発しました。この製品は以下の要素の組み合わせで成り立っております。
(1)新しい高密度のクラウン耐火物
→大幅に改善された放射特性(はるかに高い放射率)
(2)クラウンの表面形状
(3)最適化されたクラウンの断熱性
P-D Refractriesによって開発されたEpsilon Solution™は、製品設計と材料特性を通してガラス溶融物への放射を強化するユニークな方法です。
メリット一覧:
- 溶解プロセスの改善
- エネルギー消費量の最適化
同等のプルで燃料消費量を削減
同等の燃料消費量でより高い比溶融速度
- 排出ガス削減
- ガラス品質の向上
- 施工し易さ
省エネ例
・省エネに関するポテンシャルは炉の運転条件によって異なります。その為、実際の省エネ量はそれぞれのケースによって区々です。(例:窯設計、プロセスパラメータ、燃焼タイプ、燃料価格)
・多くの場合、一桁台の中盤程度の省エネが期待できます。
・例えば300TPDのエンドポート炉では、2%の省エネが年間約€89,000のコスト削減に相当します。
製品メーカー案内
世界的な耐火物メーカーとして、P-D社はガラス炉のための高品質で革新的な製品ラインナップを提供します。
製品のタイプにかかわらず、同社では様々な種類の耐火煉瓦を提供可能です。 同社の製品ラインナップは、不定形耐火製品だけでなく、油圧式および静水圧プレス式、ハンドメイド、振動式、スリップキャストまたは溶融鋳造耐火材料の全範囲を網羅しています。